Adox HR-50 in Adox HR .dev
ISO感度50ということでスナップ向きでないことから敬遠気味でしたが、たまにはじっくり被写体と向き合って撮りたいと思い三脚担いでタイマーと露出計片手に頑張りました笑
カメラのTTL測光と補助として入射光と反射光を測定しながら被写体と向き合うのは基本ながらも、なかなか新鮮で愉しかったです。
この微粒子とシャープさは他のフィルムでは得られないものと感じました。
感度50の恩恵?意外に思ったのは開放絞りを選択できること。ゾーンフォーカスを多用するスナップ撮影では、ほとんど開放を使わないし、開放で撮るためにNDフィルター付けたりするのも面倒で・・笑
正月も明けきらない時期の誰もいない牧場。自由気ままに気兼ねなく三脚立てて遊んできました。
PENTAX MX
CarlZeiss Distagon 25/2.8
Pentax FA31 f1.8AL Limited
Adox HR-50
Adox HR.dev(1+49)22℃ 11min
kodak 400TMAX in Spur Shadowmax
Spur Shadowmaxという現像液。Tmaxフィルムの増感用現像液だということで興味はあったんだけど、なかなか手が出せずにいた。まずTMAXで増感はしたことがない。専ら、増感というとトライXかイルフォードHP5専門で、レシピも豊富である。
実はトライXの増感で使おうと思ったのが購入のきっかけだった。しかし調べていくと、こんな美味しそうな言葉が並べられている。
(現像されたネガは優れた色調値を持ち、ISO 1600/33°がこのフィルムの公称感度であるかのよう)
(増感に於いてもシャドウディテール、ノーマルコントラスト、ノーマルハイライト、これらすべてが存在する)
これはやはり最高の結果が保証されているTMAXで使うしかない・・・。
公開されているレシピを見ると、いつもの希釈率の後ろにxやy、zのローマ字が付く。
1+49 x
1+49 y
1+19 z
こんな具合。
これがまた謎で、きっと知らないのは僕だけで、現像する人には知っていて当たり前で愚かな僕が知らないだけだと・・(笑)なにしろ不安だらけ!
購入したら、ちゃんと説明書が同封されていて、かなり安心しました!(笑)
この現像液はA液とB液の二種類のペアで 1+19 の部分はA液と水の希釈率。そのあとに続くx、y、zはB液の混合率を示し、次の通りでした。
x:A液と同量のB液を混合する。
y:A液の2倍のB液を混合する。
z:作業溶液の10パーセントのB液を混合する。
・・かなり愉しいです。理科の実験のようです。ちなみに水は蒸留水を使用するよう強く指示されています。
作例はいずれもTMAX400をISO1600で露光,2段増感したもの。トライXにはない、微粒子のなかなか上品なネガになったような気がします。
300ml入りを購入。35㎜を4本現像できる計算です。あと3本ナイトスナップだけではなく、いろいろ試してみたいと思います。
Pushing TriX
2段増感したkodak 400TXの作例を現像レシピとともに何点か挙げてみた
D76.dev
トライXの標準現像液であるD76を使用。粒状性を溶かして一見微粒子にみせている現像液 という情報のおかげであまり使ったことなかった。けれども巷で言われているような悪い印象はなかった。粒状性を強調させてしまうことがあるフィルムスキャンでは、かえって良い結果になるような気もする。
Tmax.dev
現像液Tmaxデベロッパーは Tmaxフィルムの専用現像液。Tmaxフィルムはこの現像液を使用することでハイスピードフィルム中で最高峰の解像度200Lp/mmを得ることができるわけだが、Tmaxフィルム以外にも結構幅広く使えるようだ「増感現像した際のシャドーディテールに優れている」という宣伝文句。
1枚目、椅子のクッションの質感は秀逸!これだけでメシ3杯はイケる笑
Rodinal
ロジナールは高シャープネス、汎用があり高希釈で経済的!困ったときはコレって感じ。解像度を上げてスキャンするとかなり粒子が目立つので少し抑えてスキャンしている。最近では微粒子を得るため16℃の低温現像にハマっている。
復活Rollei35
Rollei35の巻き上げレバーがスタックした。巻き上げもレンズの収納もできなくなった。
Rollei35はレンズの繰り出し収納にちょっとしたギミックがあって巻き上げてからレリーズボタンの隣にあるボタンを押さないとレンズが収納できない。
この手順を誤って無理やり操作したことによる機構の故障が多いそうだ。
そんな記憶はないけども、きっとそんなことをしたんだろう・・
6月に老舗のハヤタラボへ修理を出した。
「オーバーホールで直りますよ」「また10年は使えるようになりますよ安心してください」なんて安心な言葉をいただいて2か月待ちました。
修理終わりました!の連絡とともにこんな言葉が添えられてました。
「巻き上げギアがありませんでした」「接着剤で固定されてました」だって!!
修理の明細がこれ
ハヤタラボさんで話を聞くとヤ〇オクのカメラ分野に至ってはほとんどが詐欺まがいのものが横行しているそうです。「こんなにレンズ綺麗ですよ」と綺麗なレンズを見せるためにカビでびっしりのレンズを1枚抜いたままで出していたレンズもあったそうです。「ハズレを引いても・・」と特に買い心の触手が伸びる数万円程度のものに多いらしいですね。
まぁ今回は勉強になりました。
最初から信頼できる店舗で買った方が金も時間も節約できるということですね・・笑
試運転の1枚
富士フィルムPRO400H
もともと見やすいファインダーも一段と磨きがかかったようです。気持ちよく撮影ができました。Tessar の写りも問題ないようでひと安心。
LomoChrome Metropolis
ロモグラフィからクラウドファンディングを経て3月から「LomoChrome Metropolis」が発売された。
ロモのフィルムは遊び感覚あふれた特徴のあるフィルムが多く飽きさせない
しかし高い~このフィルムは1本2千円近くする!素性が判らないというとなんだけど、そんなフィルムにこの金額はなかなか出せないよな~
といいながらも購入したわけだけど、たぶんストレスのせいだと思う。何も考えず勢いで!・・すっきりしました笑
高いフィルムなので大事に撮っていたのですが緊急事態宣言発令!カメラ持って街をうろついてたら石投げられますよ・・
諦めて というか待ちきれず(笑)途中のフィルムを現像に出しました!得意先の現像屋さんも自粛休業で探すのも苦労しましたが神田の「写真弘社」さんを見つけました。
感度は100から400まで自由なんだけど最初から400で撮ると決めていた。ロモに感度100の繊細さは似合わんだろ ということで・・
街のビルボード フィルムの質感を出すためスキャン後のダスト、スクラッチは敢えてそのまま
スキャン後のRGB要素の各レベルみてもわかりますがかなりグリーンに傾倒しています。
現像では自動調整なんかでこのフィルムの特徴を壊さないようにしながら、トーンコントロール、トリミングなど自由に遊びました
何も手を加えなくてもちょっとした海外発で見られる写真のようです。楽しいです。
最近、モノクロ現像でいくぶんセンシティブな世界で写真と向き合っていたせいかシャッターが軽いです
このフィルムの持つ色合いがカラーグレーティングを施された映像のようなので、今回は映画スクリーン風に16:9にトリミングして遊んでみました。
気軽な気持ちでデータ写真として自由に楽しむには最適なロモのフィルム 僕には一服の清涼剤になり、とても楽しめました。
ちょっと高いですが・・(´;ω;`)
PENTAX MX
LomoChrome Metropolis ISO100~400 35mm
C-41現像
ロジナールの低温現像(2)
前回のロジナールの低温現像では温度維持に失敗した。
しかし若干の効果もあったようにも思えたし、自粛生活が続く中で実験的な試みがなんだか楽しいので低温現像にハマっている笑
今回は期限切れで安く手に入れた120㎜中板フィルム Lomography Earl Grey とやはり期限切れのTMax400を使用した。
なにもこのタイミングでわざわざ期限切れを使って結果判断に雑味を加えなくても・・と思いますが、高騰するフィルム価格の中で期限が少々過ぎようが安く手に入れるのが優先です(笑) まぁ期限切れと言っても1か月そこそこメーカー推奨期限を過ぎたところで問題ないでしょう
レースのカーテンで光をコントロールしながらじっくり露出を追い込んだ 時間も何もかも自由な自宅の空間で落ち着いて撮影できるのはいいね。
Earl Greyがもつグレートーンの良さがうまく出たように思う
一方こちらは400TMax 露出をぐっと抑えた。これは3枚撮ってイメージに近い1枚
ワンシーンに3ショット 何とも贅沢だね こういったプロセスを考えるとホントデジタルカメラは便利でらくちん ラク過ぎてつまらない とも思うが・・
今回は温度維持のために10℃の冷水を張ったトレーに、攪拌の間タンクを漬けておいた。
温度が下がりすぎるのも心配だったがプラスチック樹脂のタンクはそれほど影響を受けず、いい具合に温度維持に役立ったようだ。
ロジナールの低温現像でシャープで高精細な微粒子を得ることができる。
Rolleiflex 3.5F
Carl Zeiss Planar 75mm f/3.5
Lomography Earl Grey
kodak TMax400
Rodinal(1+50)16℃ 12.50min(Earl Grey) 19.10min(TMax400)
ロジナールの低温現像
以前Studio Plumhouseさんのブログで紹介のあった16℃の低温現像を行ってみた。
暖かくなる前にやりたかったが、なかなか機会が訪れなかった
現像液はアドックス ロジナール(Adox Rodinal)。
アナログ撮影用アイテム販売サイト「Silversalt」の中でもTipsとして紹介されている。
推奨は16℃現像で補正時間は1.6倍だという。
使用フィルムはKodak400Tri-X 現像時間は通常20℃時の13分の1.6倍、20分50秒ということになる
粒が揃って綺麗なグラデーションが出ているが強いシャドーとともにコントラストがかなりついている。
逆光のせいもあるような気もするが、現像後の液の温度を見ると19℃くらいまで上がっていたので現像過多になったのかもしれない。
水面に発生した川霧もなんとか捉えることが出来ているようだけど・・
ロジナールとTri-Xの組み合わせとしては粒が荒れずに上出来な気もする。
あとは温度をいかに維持するかが課題かな 本来の低温現像の効果は今回は判断できないね・・でもロジナール現像液の持つイメージが少し変わった気がする
PENTAX MX
kodak 400TX
Rodinal(1+50)16℃ 20.50min