kodak 400TMAX in Spur Shadowmax
Spur Shadowmaxという現像液。Tmaxフィルムの増感用現像液だということで興味はあったんだけど、なかなか手が出せずにいた。まずTMAXで増感はしたことがない。専ら、増感というとトライXかイルフォードHP5専門で、レシピも豊富である。
実はトライXの増感で使おうと思ったのが購入のきっかけだった。しかし調べていくと、こんな美味しそうな言葉が並べられている。
(現像されたネガは優れた色調値を持ち、ISO 1600/33°がこのフィルムの公称感度であるかのよう)
(増感に於いてもシャドウディテール、ノーマルコントラスト、ノーマルハイライト、これらすべてが存在する)
これはやはり最高の結果が保証されているTMAXで使うしかない・・・。
公開されているレシピを見ると、いつもの希釈率の後ろにxやy、zのローマ字が付く。
1+49 x
1+49 y
1+19 z
こんな具合。
これがまた謎で、きっと知らないのは僕だけで、現像する人には知っていて当たり前で愚かな僕が知らないだけだと・・(笑)なにしろ不安だらけ!
購入したら、ちゃんと説明書が同封されていて、かなり安心しました!(笑)
この現像液はA液とB液の二種類のペアで 1+19 の部分はA液と水の希釈率。そのあとに続くx、y、zはB液の混合率を示し、次の通りでした。
x:A液と同量のB液を混合する。
y:A液の2倍のB液を混合する。
z:作業溶液の10パーセントのB液を混合する。
・・かなり愉しいです。理科の実験のようです。ちなみに水は蒸留水を使用するよう強く指示されています。
作例はいずれもTMAX400をISO1600で露光,2段増感したもの。トライXにはない、微粒子のなかなか上品なネガになったような気がします。
300ml入りを購入。35㎜を4本現像できる計算です。あと3本ナイトスナップだけではなく、いろいろ試してみたいと思います。